Xcode6でiOSアプリに独自フォントを組み込んで表示する

以前書いた記事「iOSアプリに独自フォントを組み込んで表示する」の情報が古くなっているので最新の OS X と Xcode で動作するよう書き直しました。
この記事の内容は OS X Yosemite 10.10.2 & Xcode 6.2 の環境で動作確認しています。(2015/3/14 動作確認環境を更新)

iOSアプリに独自の外部フォントを組み込んで利用する、カスタムフォントの機能について解説します。この機能は iPhone OS(現iOS) 3.2 以降で利用できるようになりました。

Xcode6での変更点

Xcode6で独自フォントが従来より簡単に扱えるようになりました。主な変更点は以下のふたつです。

  • Interface Builder上で独自フォントを指定し、表示できるようになった
  • Info.plist にフォントファイル名を登録をする必要がなくなった

前者はXcodeの変更点リストにも書かれていますが、後者については情報が少なかったので調べてみました。これらについて、フォント追加の手順とともに説明します。
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iOSアプリに独自フォントを組み込んで表示する

Xcode6で変更のあった部分を「Xcode6でiOSアプリに独自フォントを組み込んで表示する」に書きました。(2015/1/13追記)

以前書いた記事「iPhone OS 3.2でサポートされたカスタムフォントを試す」の情報が古くなっているので最新の OS X と Xcode で動作するよう書き直しました。
この記事の内容は OS X 10.8.2 & Xcode 4.6 の環境で動作確認しています。

iOSアプリに独自の外部フォントを組み込んで利用する、カスタムフォントの機能について解説します。この機能は iPhone OS(現iOS) 3.2 以降で利用できるようになりました。
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カスタムURLスキームを利用する (3)

iOSにおけるカスタムURLスキーム(以下、URLスキーム)について調べた事をまとめた連載記事の第3回目です。
今回は自作アプリにURLスキームを実装する方法について説明します。

この記事は Xcode 4.5.2 & iPhone 6.0 Simulator にて確認しています。

はじめに

アプリにURLスキームを登録するには Info.plist に情報を登録する必要があります。
直接プロパティリストを編集しても良いのですが、最近のXcodeでは簡単にURLスキームを登録できるようになっているので今回はGUI上で登録してみましょう。
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カスタムURLスキームを利用する (2)

iOSにおけるカスタムURLスキームについて調べた事をまとめた連載記事の第2回目です。
今回はURLスキームを利用したアプリ起動について書きたいと思います。
例によって間違いなどありましたらご指摘くださいませ。

Apple URL Scheme Reference” によると、アップルが公開しているURLスキームはこんな感じ。

  • “Mail Links” describes the format for sending email with the Mail application.
  • “Phone Links” describes the format for dialing phone numbers in the Phone application.
  • “Text Links” describes the format for launching the Text application.
  • “Map Links” describes the format for specifying locations in the Maps application.
  • “YouTube Links” describes the format for linking to YouTube videos.
  • “iTunes Links” describes the format for linking to items in the iTunes Music Store.

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カスタムURLスキームを利用する (1)

iOSにおけるカスタムURLスキームについて調べた事をまとめましたので数回にわたって解説したいと思います。それほど詳しくない分野なので間違っていたらご指摘くださいませ。

まず、URLスキーム(URL Scheme)についてざっくり説明しておきます。

一般にURLは
(スキーム名):(スキームごとに定められた何かの表現形式)
という形をしている。スキーム名としてはプロトコル名が用いられていることが多いがそれに限らない。
Uniform Resource Locator – Wikipedia より引用

ここに出てくる “(スキーム名)” 、分かりやすい例だとURL(http://ほげほげ.com/)の http 部分がこれにあたります。ftp や mail など、探せばいろいろ思いつくアレですね。そしてこのスキーム名は 「URLスキーム」 とも呼ばれます。
スキーム名とコロンに続く “(スキームごとに定められた何かの表現形式)” という箇所がファイルパスであったりメールアドレスであったりとスキーム名ごとに定められているわけです。
(※てっきり「hoge://fuga=foo&piyo=bar」のような形式のものをURLスキームと呼ぶのかと思っていましたが思いっきり間違ってました)
以上、URLスキームについての予備知識はここまで。
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