カスタムURLスキームを利用する (3)

iOSにおけるカスタムURLスキーム(以下、URLスキーム)について調べた事をまとめた連載記事の第3回目です。
今回は自作アプリにURLスキームを実装する方法について説明します。

この記事は Xcode 4.5.2 & iPhone 6.0 Simulator にて確認しています。

はじめに

アプリにURLスキームを登録するには Info.plist に情報を登録する必要があります。
直接プロパティリストを編集しても良いのですが、最近のXcodeでは簡単にURLスキームを登録できるようになっているので今回はGUI上で登録してみましょう。
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カスタムURLスキームを利用する (2)

iOSにおけるカスタムURLスキームについて調べた事をまとめた連載記事の第2回目です。
今回はURLスキームを利用したアプリ起動について書きたいと思います。
例によって間違いなどありましたらご指摘くださいませ。

Apple URL Scheme Reference” によると、アップルが公開しているURLスキームはこんな感じ。

  • “Mail Links” describes the format for sending email with the Mail application.
  • “Phone Links” describes the format for dialing phone numbers in the Phone application.
  • “Text Links” describes the format for launching the Text application.
  • “Map Links” describes the format for specifying locations in the Maps application.
  • “YouTube Links” describes the format for linking to YouTube videos.
  • “iTunes Links” describes the format for linking to items in the iTunes Music Store.

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カスタムURLスキームを利用する (1)

iOSにおけるカスタムURLスキームについて調べた事をまとめましたので数回にわたって解説したいと思います。それほど詳しくない分野なので間違っていたらご指摘くださいませ。

まず、URLスキーム(URL Scheme)についてざっくり説明しておきます。

一般にURLは
(スキーム名):(スキームごとに定められた何かの表現形式)
という形をしている。スキーム名としてはプロトコル名が用いられていることが多いがそれに限らない。
Uniform Resource Locator – Wikipedia より引用

ここに出てくる “(スキーム名)” 、分かりやすい例だとURL(http://ほげほげ.com/)の http 部分がこれにあたります。ftp や mail など、探せばいろいろ思いつくアレですね。そしてこのスキーム名は 「URLスキーム」 とも呼ばれます。
スキーム名とコロンに続く “(スキームごとに定められた何かの表現形式)” という箇所がファイルパスであったりメールアドレスであったりとスキーム名ごとに定められているわけです。
(※てっきり「hoge://fuga=foo&piyo=bar」のような形式のものをURLスキームと呼ぶのかと思っていましたが思いっきり間違ってました)
以上、URLスキームについての予備知識はここまで。
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