ゲームデザイン脳 桝田省治の発想とワザ


読了。

「俺の屍を越えてゆけ」や「リンダキューブ」のゲームデザイナー、桝田省治さんの著書。
「ゲームデザイン脳」というより「桝田省治脳」であり、ゲームデザインの教科書ではない。が、広告やクリエイティブな仕事に関わる人にとって参考になる部分も多いように思う。
現実世界の物事をどのように消化してゲームに結びつけてゆくのか、また、後付けのアイデアを矛盾なくゲームに組み込んでゆく際に何を考えているのか、といったことが氏の関わってきたタイトルを例にして解説される。中でもシナリオに対する考え方が独特で興味深かった。
桝田ゲーの知識があるほうがより楽しめるかと思います。

「あまりに面白くて久しぶりに徹夜して、学校をサボっちゃいました」
ゲームに対する賛辞のつもりだろう。こういう感想を送ってくるバカがいる。
何がイヤだと言って、こんな感想を読まされることほど不愉快なことはない。
こういう戯言を目にするたび、僕は猛省する。 (164ページ)

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